おかげさまで、父の経過は良く近々リハビリのため転院することになりました。
『なんだか変なんだよなぁ。足が無いのにあるように感じるんだよ。』
話しには聞いていましたが、やはり父もそう感じているようでした。
目で見て、足が無いとわかっているのに、なかなか気持ちの整理がつかないと言っていた父でしたが、親身になってくださる病院のスタッフさんに励まされ、そして見舞いに行く孫たちの顔を見ているうちに、父の気持ちがハッキリと変わっていったようです。
『今の一番の楽しみは歩くこと!
義足を作ってもう一度歩いてみたい!』と、まるで小さな子供のように目を輝かせて話す父。でも少し不安に思う母。そう話す父を全力で応援する私の息子たち。
いつもなら今頃から、父が毎日のように行っていたパークゴルフ場がオープンして、日中 家に居ることがなかった父。
『今年は無理だなぁ。腕が落ちてしまうなぁ。』と大笑いをしていました!

ついこの前まで、これから先は車イスの生活と思っていた私ですが、父の表情を見て、義足でゆっくりでも、もう一度歩かせてあげたいと、私の気持ちも変わりました。
父は私達が病室を出る時に、最近 必ず『ありがとう。世話になるね。』と声をかけます。二男が私達家族を代表して『いや、そんなことない。』とぽそっとつぶやきます。長男と二男は、父を自宅のお風呂にどうやっていれるかを、考えているようです。
家族風呂にも連れて行く約束をしているようでした。

私が子供の頃、船乗りだった父が家に帰ってくるのをすごく楽しみにしていました。朝行って、夜帰ってくる仕事ではなかったので、家に帰ってくる日が本当に楽しみでした。今は、その時のような気持ちでなんとも不思議です(^^)
さぁ、リハビリ頑張ってもいましょう!!

長かった一日。
気づけば、日付けが変わっていました。

おかげさまで、無事 父の手術は終わりました。
朝、父の姿を見て病室に入れなかった母。実は私も、父の肩を落とした姿を見て、一瞬 病室に入るのをためらいました。
でも、胸にこみ上げてくるのをおさえて、父に声をかけました。
『 これで、痛みともお別れだよ!』
父は コクリとうなずきました。

76年間、父の体を支えてくれた左足と今日でお別れです…命とのひきかえでした。
覚悟していたとはいえ、父の心境を思うと、何と言ったらよいのか…胸がいっぱいになりました。

手術は思っていたよりも早くに終わりました。父に話しかけましたが、父からの言葉は何を話しているのか、わかりませんでした…不安、切なさ、たくさんのことが父の頭の中にあったのだと思います。

その後すぐに、私の二人の息子を連れて、市役所で火葬許可をいただき、小さな棺を持って火葬場に向かいました。
前日、息子達は父の左足の骨を拾いたいと私に申し出ていました。

複雑な気持ちです。
父は生きています!
なのに左足だけ火葬して骨箱に入るのです。待合室にいる方々は、みなさん喪服。でも私達は普段着。
なんだか、心細く思っていたところに、本職が私達のところに来てくれました。
『お骨を拾うお手伝いをさせてほしいんだ。』と。
本職のいつもの笑顔にほっとした私達。
素直に嬉しかったです。
『辛いことだけど、必ずプラスになるから!』と本職から言われた時、疲れがふっと体から抜けていくように感じました。

父の入院で、家族の意識が変わるのがわかる…そして息子達の優しさ、母の強さを再確認したように思います。
そしてもう一つ大切なこと それは心配してくださる私の周りの方々の優しさに感謝です!!
本当に、ありがとうございます!!



今日、高齢の女性のお客様が入院されている病院に顔を出してきました。
おひとり暮らしのお客様。
明日、退院とのことで、荷物をまとめに行ってきました。足の付け根の骨折で手術をしてリハビリをして…でもひとりで暮らすには不安のため、施設に一時入ることに。

お客様が寝ている姿と、父の姿がかぶって見えました。

明日は、父の足の手術です。
覚悟はしていたものの、そのことばかり考えてしまって、、、。
父は今日も痛がっているのがわかりましたが、私達には強がって『大丈夫。』と言っていました。 父のベッドには【激痛のため、ゆっくり起こしてください】と貼り紙があるのに。

ベッドの下に落とした髭剃りや、空のペットボトルも拾えず、、何とも言えない気持ちになりました。でも、家族の役割分担、協力があれば、どうってことない事です。
先ほどの、高齢の女性のお客様は、ご家族は居なく、ご親戚の方も近くに居ません。
下着をクリーニングに出していましたが、取れない汚れがありました。
明日、初めていく施設に持っていくには、かわいそうと思い今日、私が持ってきました。

いろいろな事情の方が、入院されています。身内が病気になり、入院して初めてそのご家族の気持ちがわかるんだと実感しました。

私の息子達と仲良くしている、ご近所の2人のご兄弟が、私達が雪かきをしていると、手伝ってくれました!
いつも父が雪かきをしているのを見ていて、父が入院していることを知っているので、手伝ってくれたんだと思います。
『ありがとう!』と言うと、にっこり笑っていました。
励まされました!!!

悪い事ばかりじゃない、良い事もたくさんある!!本職から、明日はお父さんを励ましてやって!と休みを快くいただきました。感謝しております。
『お父さん!みーんな応援してるからねっ!!』無事に手術が終わることを願うばかりです。





あさって、とうとう父の足の手術です。
太腿の半分から下が、父の体からさよならです。
今日、小さな棺が家に届きました。
…そっかぁ、そうだよな、70年以上お世話になったんだもんなぁ…。
私の二人の息子達も、小さな棺を黙って見ていました。

すぐに病院に棺を運びました。
長男は率先して持ってくれました。
少しだけ長男が頼もしく見えましたね。

昨日までは、片足がなくなることを、なかなか受け入れることが出来ないように見えた父でしたが、今日はとても顔色も良く、会話もしっかりしていました。
昼食もモリモリ食べていました!
少しホッとしました。

父は、私の息子達に、
『みんな、家族が協力しているようだし、勉強、野球、仕事、家族がそれぞれ頑張っているから、じいちゃんも頑張るわ。』と話していたようです。
そして息子達に、
『今まで、お世話してきたから、これからは、じいちゃんをお世話してよ。』と笑いながら話していたと…

息子達は、泣きそうだったけど、泣いたらダメだと言い聞かせていたと言っていました。
父の手術の話しを聞いて、その日の夜から毎晩、布団の中で大泣きしていた私、、なんて弱いんだろう…。
息子達に元気づけられました。

さぁ!泣いていられない!
息子達は二人で家事の役割分担を決めているようです。

父の今回のことは、とても辛い思いですが、でも母を含め我が家は、目に見えずとも、ひとつにまとまる何かがプラスされているように実感しています。
手術が無事に終わりますように!!

今年、初めてのブログになります!
忙しいのは言い訳で…
でも、今日は心の声を聴いて欲しいと思い、ブログを書かせてください。
私のブログは読むかたも少ないと思うので、思いっきり書かせてくださいね!

一人娘の私。
そして船乗りの父。

父は毎日 帰ってくる仕事ではなかったので、父親っ子の私は、帰ってくる日がとても待ち遠しかったものです。
父の車の音がすると、家から飛び出て玄関に迎えに行っていました。

つい先日、父は左脚の激痛で病院に行きました。歩けないほどの激痛。
その日、病院に行くと即日入院となりました。

かなりの痛みらしく、笑顔もなく、無言の父。病状を聞くと深刻な状況…
でも普段から元気な父だから、大丈夫だろうと思っていました、、

2日後に手術と聞き、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせていました。

手術当日は、長い一日でした。
手術時間は長くて6時間と説明がありましたが、3時間で終わりホッとしたのも束の間…父のベッドに顔を見に行くと、
父の口から
『足、切るんだって…』と。
そうなることも、覚悟していたとは言え、動揺してしまった私。
『わかった。』としか言えませんでした。一緒にいた私の二人の息子たちもビックリしたはず。でも、静かに話しを聞いていました。

なんとも会話が出来ずにいた私は、『まずは帰る。』と行って病室をでましたが、不安そうにしている息子たちに、
じいちゃんのところにもう一度行って、元気付けてと言うと、スタスタ二人で父のところに行って話していたようでした。

長男は、『じいちゃんは、今までたくさん散歩もしたし、大好きなパークゴルフも毎日のように何年も何年も行ったから悔いはないよ。』と話してくれたと、私に伝えてくれました。

その日の帰りの車で、声を殺して泣きました、泣きました、泣きました。
夜も寝れずに、布団にもぐり、子供のように大泣きしました。朝、自分の顔を鏡で見ると、目が腫れあがって真っ赤になっていました。

家の中でジッとしていることのない父。
手先が器用なので、同居している私達家族は父に頼りっぱなしでした。
いつも、物置に行って何かの作業をしていた父。夜には父の部屋の灯りがつかず、なんだかすごく寂しい。

でも父の入院で、私とは決して仲が良いとは言えない母と話しをして、父をまずは退院させてあげようと私たち母娘が、気持ちが一つになったように思います。

息子達も、『じいちゃんと、ばあちゃんを助ける!』と照れずに言ってくれました。父の足がなくなるのは、家族みんなが耐え難いことなのですが、でも足りないところは、みんなで力を合わせれば、大したことではない!そのように思えるのです。

一番辛いのは父。
母も私も息子たちも、父にいろいろな所に、連れて行ってもらいました。
長男も早く免許が取りたいと言いはじめました!
これからは、私たちが父と母を、いろいろな所に連れていく番です!!
まずは父に元気になってもらわないと(^^)
父の入院で、更に時間を大切に使おうと思いました。
『早く良くなって、お父さん!!』



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